知っておきたいインプラント

2016年02月02日(火)
【インプラントは人工歯根に義歯を装着するもので】
インプラントは人工歯根に義歯を装着するものですが、この義歯には色々な形式があり、その多くが表面の素材にセラミックを使用しています。


陶器で人工歯を形成するので、変色や腐食がない利点がありますが、自前の歯と遜色ない見た目を実現できるかどうかは、歯科技工士という専門スタッフの経験と技量が影響してきます。


高い技術はさることながら、芸術的なセンスまでもが要求される作業です。


これには大変な手間と時間がかかりますから、技術的なコストもかかり、金歯や差し歯と比べても高額になるというわけです。


どんな治療でもそうですが、インプラント治療で重要なことは自分にとって最良の歯科医を見つけられるかどうかです。


インプラント埋入などの技術に優れているかどうかはもちろん、手術前の検査や、治療方針の立て方、アフターケアなど全て歯科医の腕に任されているのでかなり治療実績には差があると考えられます。


この治療は、歯科医の技量による治療の成否が出やすい治療法なのは明らかで、とにかく入念に、歯科医選びをすることがインプラント治療の結果を左右するのです。


金属でできたインプラントを骨に埋め、周辺組織で固めるといっても、インプラントが金属アレルギーで入れられないことはまずありません。


人工歯根は外科に使われるボルトやねじと同じ素材が使われています。


チタンの他、セラミック、金といった金属アレルギーがほとんど起こらない素材を使って作られているためです。


ほとんどのインプラント治療は保険がきかず、全額自費が当たり前のため、経済的負担は大きくなります。


経済面でも余計な負担にならないよう、金属アレルギーの患者さんはアレルギーの可能性について、治療を始める前に歯科医に話しておくと一番良いでしょう。


誰でもインプラント治療ができるわけではありません。


その大きな原因は高額な負担を覚悟しなくてはならないことでしょう。


保険適用外のケースが圧倒的多数で、ほとんど全てが自由診療となるのが現状なので、インプラントの数や、義歯等素材を選べる部分の選択によっても一概に費用を決められませんし、自由診療のため、歯科医院によってもずいぶん費用は変わってきます。


また、定期的なメンテナンスも必要点も知っておく必要があります。


全てのインプラント治療にとって大事なのが歯科医と歯科医院をどのように選ぶかです。


この治療には、専門的な判断と技術を要することがあるため成功例ができるだけ多い、経験豊かな歯科医に診てもらいましょう。


それだけでなく、必要な費用についてきちんと話してくれる、スタッフ全員で感染症予防に取り組んでいる、治療の見通し、歯やあごの現状をわかりやすく説明してくれるといったことも歯科医を決めるためには重要なことです。


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