知っておきたいインプラント

2017年02月03日(金)
【完全に歯がなくなってしまった】
完全に歯がなくなってしまった部位にも使えるインプラント。


しかし、この治療法も決して万能ではなく、難点もあるということに気を付けてください。


最も重要な注意点は、インプラント治療は誰でも受けられるわけではないという事実です。


糠喜びにならないためにも知っておきましょう。


インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込むという方法です。


ガンで治療を受けている方や、糖尿病、心臓病などの持病をお持ちの方、アゴの骨が弱っている方、骨が減ってしまっている方なども、インプラント治療を受けられなかったり、準備に時間がかかるケースがあり得ます。


そのような場合は別の方法に頼るしかありません。


これはインプラント治療が最適、とされるのは他の歯に影響を及ぼしたくないなどの要望があるケースです。


例えば、ブリッジ治療をするためには両隣の歯を削って支えを作らなければなりませんが、インプラント治療の場合、人工歯根を骨に直接埋め込むので失った歯だけを根元から再生する治療になります。


両隣の歯は健常なので、削りたくないという希望がある方にはインプラント治療を優先して良いでしょう。


普通、インプラント埋入手術は日帰りです。


部分麻酔を使うため、入院して手術することはまれです。


ただし、糖尿病や心疾患など、麻酔や出血に関わる持病がある場合は入院設備のあるところで、一晩様子を見ながら手術を行うこともあります。


加えて、インプラントを支えるのに十分な骨の量がないと、埋入の前に骨移植が必要になることもあります。


自分の骨を採取して、骨が薄い箇所に移植するケースでは、入院して手術するケースも実際にあります。


自分が当てはまるという方は、長期間にわたる治療を覚悟しなければなりません。


インプラント治療は、まず何が大切かというと、どのようにして歯科医と歯科医院を決めるかです。


特殊な外科的治療についても技術を要求されるのでとにかく数多くのインプラント治療にあたってきた経験を持つ歯科医の診療を受けるようにしましょう。


また、それに加えて、費用面での疑問に応えてくれる、院内感染防止に努めている、どんなささいな疑問も解決に努め、口腔内の状態を説明してくれるなどのことも後悔しない歯科医選びの決め手となります。


インプラント埋入は外科手術なので、術後はしばらくの間、極力安静に過ごすのが無難です。


力のかからない日常生活ならば大丈夫ですが、日常生活以上の負荷がかかる運動はしばらく行わないようにしましょう。


傷口に負担がかかり、ふさがりにくくなる場合もあるのです。


運動を毎日のように行っている方は、どうなったら再開できるか、歯科医と話し合うと安心できます。


18:24


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