知っておきたいインプラント

2018年11月16日(金)
【入れ歯や差し歯と比べても利点の多いのがインプラ】
入れ歯や差し歯と比べても利点の多いのがインプラントです。


しかし、留意すべき点もあるのです。


まず挙げられるのは、インプラント治療を受けるには条件があるという事実です。


糠喜びにならないためにも知っておきましょう。


インプラント手術では、まず顎の骨に穴を開けて人工歯根を埋め込む必要があります。


糖尿病や心臓病を抱えていて免疫力・抵抗力に難のある方や、顎の骨の強度に問題があったり、既に骨がなくなっているなどの方も、顎の骨を増やす治療が先に必要だったり、そもそもインプラントが不可能だったりする場合があることに留意してください。


普通、インプラント埋入手術は日帰りです。


部分麻酔を使うため、入院することはめったにありません。


麻酔が効きにくいケースや、血液系や循環器系の持病があるケースでは入院設備が整ったところで手術する必要もあります。


加えて、インプラントを支えるのに十分な骨の量がない場合、埋入手術以前に、骨の厚みを増す手術をしなければなりません。


自分の骨を採取して、骨が薄い箇所に移植するケースでは、大がかりな手術を入院して受けることもあります。


これらのどこかに当てはまる方は信頼できる歯科医とよく話し合った上で、治療計画を立てていってください。


他の歯科治療同様、インプラント治療で大事なのはどのようにして最良の歯科医を探し出すかです。


インプラント埋入などの技術に優れているかどうかはもちろん、手術前の検査や、治療方針の立て方、アフターケアなど歯科医の腕次第で相当な差があると考えるべきでしょう。


この治療は、歯科医の技量による治療の成否が出やすい治療法だということを理解してください。


手に入る限りのデータを集めて、歯科医を決めることがインプラントを快適に使えるかを決めるのです。


欠損した歯が少ない場合、治療としてはインプラントとブリッジが考えられます。


インプラント治療は、あごの骨を掘って、人工歯根を埋め込んでその上に義歯をかぶせます。


ブリッジ治療では、橋桁状の義歯をつけるために、両側の歯を柱状に削り、ブリッジをかぶせるのです。


口を開けたところを見れば多くのケースではインプラントが優位に立ちます。


加えて、ブリッジ治療では、健康な歯をブリッジのために削ることを迫られる辛い面があります。


インプラント治療を受けたい方のネックにもなっていますが、治療はほぼ保険適用されません。


今後もおそらく保険はきかないでしょう。


なぜならこの人工歯治療は保険適用が可能な他の治療方法よりもコストがかかり、設備や技術も要するからです。


インプラントをあごの骨に埋め込むだけでなく、インプラントと周りの歯がなじんで上手く噛めるようになるまで時間もかかるので時間に見合った医療費がかかります。


治療の一部を保険適用にするだけでも、医療費はいっそう増えてしまい、社会保険料の値上げが心配されるので、今後も原則保険適用にはなりません。


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