知っておきたいインプラント

2021年02月06日(土)
【どうしても避けられない問題ですが、インプ】
どうしても避けられない問題ですが、インプラント治療はかなりの費用を要することは確かです。


場合によっては、保険診療にもできるようですが、その条件はとても厳しいのです。


普通は治療の全てが自費になるのが高額の負担を強いる原因です。


安くできるケースで十数万円、困難な治療が含まれると費用はその数倍に及ぶことを承知しておく必要があります。


入れ歯や差し歯に代わる技術として注目されているインプラント。


その手術とは、プラント(植える)という言葉のごとく、顎骨に穴を開けて、人工の歯根を埋没させて癒着させ、その上から義歯を付けるものです。


旧来の入れ歯と比べた場合、自然に食べ物を噛むことができますし、見た目の美しさにも優れています。


この治療法には、歯科医は勿論のこと、インプラントのパーツを作る歯科技工士の熟練の技を欠かすことは出来ません。


そのくらい高度な技術がつぎ込まれた施術ということです。


いわば「贅沢」な治療といえるので、保険は利かず自由診療となります。


近年市民権を得てきたインプラント。


人工歯の組成には、色々な形式があり、その多くが表面の素材にセラミックを使用しています。


セラミックの利点は、プラスチックの差し歯よりも硬く、歯磨きで劣化しないことですが、セラミックの人工歯を綺麗に形成できるかは、実際に義歯を作る歯科技工士の技術によるのです。


美的センスに加えて、熟練したスキルを必要とする、高レベルな作業なのです。


当然、一つ一つの義歯の作成には時間もかかるので、技術的なコストもかかり、一本あたり数万円から十数万円という高い費用がかかるのです。


代表的なインプラント適用のケースは、周辺の歯に関係なく治療したいと、患者が考えている場合です。


ブリッジ治療を例に取ると、両隣の歯を削って支えを作らなければなりませんが、インプラントはあごの骨に歯根を埋入するので、周辺の歯には関係なく失った歯だけを再生できます。


両隣の歯を削って支えにするのはもったいないという要望がある場合、他の治療法よりもインプラント治療がしっくりくると思います。


年々進化を続けるインプラントの技術。


近頃では、インプラント手術を特に専門とする歯科医もおり、トラブルは減りましたが、今でも僅かながらトラブルの可能性はあります。


人工歯根とその上の義歯の接続が不十分で、硬いものを噛むと歯がグラグラしてしまうというケースも稀に報告されています。


こうしたトラブルは、担当歯科医がインプラントに習熟していないことに起因することが多いといえます。


技術が高く、インプラント手術に慣れている歯医者さんを選択することが、インプラント成功のカギといえます。


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